【レザーオイル編】革靴をスプレーなしで防水する方法と注意点
防水スプレーの代わりに使えるものとして保革油(オイル)があります。いわゆる”レザーオイル”で、ラナパーやミンクオイルなどが有名です。このページではレザーオイルを防水スプレーの代用に使う場合の効果や注意点を解説しています。
目次
レザーオイルは「栄養&撥水」がメリット!
保革油の目的は、革に油分を補給する(栄養を与える)ことがメインですが、はっ水(撥水)効果もあります。この作用を利用しよう!というのが、ここで紹介する防水対策です。
レザーオイルの防水はどれくらいもつの?
はっ水の効果はレザーオイルによりますが、効き目の目安としては2~3日くらい防水効果が続き、1週間くらいかけて徐々に効果が薄れていく感じです。ですので防水目的で革靴をメンテする頻度としては1週間に1回くらいが目安です。
ちなみに防水スプレーは雨の日に1回(週に2~3回)が一般的な頻度なので、革靴ならレザーオイルだけでも全然アリだと思います。
そもそも「撥水」って何?
撥水の効果とは
撥水(はっ水)とは、水をはじくことを言います。
撥水と防水の違い
・撥水→大きい水滴は止める
・防水→小さい水滴も止める
言葉の意味としては防水のほうが強い(水をより通しにくい)です。違いは革への浸透性です。たとえば大雨だと撥水効果のほうが早く弱くなるイメージですね。とはいえ撥水の効果はメーカーにもよるので、ここでは撥水効果のある有名な保革油を紹介します。
撥水効果が高いレザーオイル
⑴ラナパー
ラナパーはワックスが配合されてるので、はっ水効果が高いです。ぼくも防水用に使っていますが、はじき力は中々です。体感的にですが塗って2~3日は強いイメージです。公称は1週間を目安にとありますが、だいたいそのような感覚だと思います。
⑵マスタングペースト
マスタングペーストは馬の油を使ったレザーオイルです。浸透性が高く、はっ水効果も高いです。ラナパーより上かな?ちなみにこちらの記事ではラナパーとマスタングのはっ水を比較実験しています。レザクラしてる方のブログですね。参考にどうぞ。
⑶ミンクオイル
ミンクオイルは「ミンク」という動物の油を使ったレザーオイルです。レッドウイングなどのブーツに最適ですね。革靴では応急処置的な要素で使われることも多いです。その理由として浸透性と防水性の高さがあります。ただし注意も必要です↓
レザーオイルの注意点(デメリット)
もし防水目的で革靴にレザーオイルを使う場合は、リスクがあることも考慮してご使用ください。リスクとは、革の種類によって革の質を落とす可能性です。ようするに油でコーティングして防水するという話なので、塗りすぎるとヘナってしまうわけです。そのリスクを避けるには、うすーく塗る必要があります。塗り方については化ノ革さんの記事が参考になります。
要約すると、レザーオイルはちゃんとメンテしないと
・カビの原因
・ヘナる原因
・シミの原因
・汚れやすくなる
というデメリットが生じてしまうわけです。
まとめ:レザーオイルで様子見もあり。革靴のタイプをチェック!
代用でレザーオイルを使う場合は、塗りすぎに注意です。革靴の種類にもよりますので、どんな革かをチェックしてからですが、うまく使うとレザーオイルは防水効果を発揮してくれます。レザーオイルを代わりに使えそうなら試してみてください。
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