鹿の革が気持ちいい!現代に伝わる『印伝革』が粋でお洒落

財布

古風な柄で現代でも人気の高い革「印伝」。現代風にデザインした印伝もオシャレですよね^^ここでは、印伝革の魅力について深掘りしています。

印伝革ってどんな革?


印伝(印傳)とは、鹿革に漆を用いた革です。そう、実は鹿の革小物なんです。印伝の特徴は鹿革の柔らかさと漆の紋様。日本独特の「和」を感じる革です。

江戸の粋な愛好品だった

印伝といえば「甲州印伝」。
甲州印伝は江戸時代に始まったと言われています。

巾着、財布、タバコ入れなど。装飾と実用性を兼ね備えて、庶民の間で”粋”を競い合ったとか。印伝の魅力は今も昔も変わらないですね^^

甲州印伝とは
山梨県(甲州)の伝統工芸革。江戸時代に流行ったのがこの甲州印伝。現代の印伝も多くもこの甲州印伝が受け継がれています。

印伝革の特徴

優しい手触りの”鹿の革”

印伝は鹿の革を使っています。肌合いの良さも印伝の特徴です。また軽くて丈夫なので、古くから愛用されてきました。

古くから愛される鹿革
弥生時代にはすでに利用してたそうです。牛や馬よりも身近な生活皮革だったようですね。
参考:日本鹿皮革開発協議会

魅力的な”漆の模様”

印伝の魅力は、漆で描いた美しい柄もあります。

例えば上記の革小物は代表的な”とんぼ”の柄。紺革×ピンク漆の名刺入れで、現代風に仕上げています。

とんぼは”勝虫(かつむし)”と言われ、武士が好んだ柄です。他にも小桜・菖蒲・青海波などが有名で、模様の意味を知るほど面白いです。印傳屋さんのこちらのページも面白いですよ^^

印伝柄の意味
小桜…古来より愛される国花
菖蒲…”勝負”で武士に好まれた
青海波…大海原がもたらす幸福
とんぼ…”勝虫”で武士に好まれた
ひょうたん…繁栄や出世を願う

受け継がれる”粋”な部分


現代の服にも合うのが印伝のすごいところ。和風のモダンテイストがオシャレに映ります。浴衣ももちろん似合いますが、意外に男性のジャケットスタイルに合います。

夏は涼しげに、冬は暖かさを感じる。そんな不思議な魅力も印伝の特徴です。

オススメの印伝革

印伝は世界でも注目されてる日本の伝統革。ハイブランドとのコラボやオリジナル製品など。現代風にアレンジした和モダンな印伝も多くあります。

JIZAING×印傳屋

僕が注目しているのは「JIZAING×INDEN」というブランド。JIZAING株式会社が印傳屋とコラボしたブランドです。甲州印伝を現代的にアレンジしています。

印傳屋 上原勇七

出典:fujimaki-select.com
甲州印伝の総本家です。天正十年(1582年)創業の歴史ある老舗。初代『上原勇七』が甲州印伝の創案者。

JIZAING×INDENでは”七宝柄”や”グリーン革”などモダンでレアな柄を取り揃えています。印伝好き男子にオススメのブランドです。浴衣やジャケパンなどに似合いますよ^^

関連情報

JIZAING×INDENについて紹介しています。

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