【初心者向け】ブーツの塗り方。傷補修は色移りしない補色クリームがおすすめです
長年使ってきたレザーブーツのハゲや毛羽立ち、せっかくなら塗りなおして使いたいですよね。そこでこのページでは、はじめての人でもできるブーツの傷やスレの補修方法をお伝えします。靴屋さんに頼まずに自宅でできるカンタンな補色方法です。
ブーツのキズを補修するには?
こちらは靴修理・靴磨きRADIANさんの動画です。靴の色塗りがはじめての人にもわかりやすく解説しています。ブーツはダナーライトですが、どんなブーツ(顔料仕上げ)にも応用できるハウツー動画になっています。これを見てからプロに頼むのを検討しても良いかと思います。ちなみにプロの手順はこちら↓
これがプロの仕事
プロの補修手順(動画参照)
・ブラシで汚れをとる
・靴クリーナーで汚れを落とす
・革以外の汚れを専用クリーナーで落とす
・コバの掃除をする
・表面を研磨する
・色を塗る
・コバを仕上げる(バフ研磨で形を整える+色を塗る)
という感じです。まぁ一般人は無理ですよね笑。ただし、ここまで完璧にする必要がないなら、補色をやったことがない人でも簡単にできる部分があります。それは”汚れを落として、剥げた部分を補色する”方法です。動画の最後のほうでも解説していますが、ちょっとしたキズやスレなら補色クリームをチョンチョンとぬって補修できます。
では手順をお伝えします。
これなら初心者でもできる
自宅でできる補色手順
・靴紐をとる
・布で汚れをとる
・色をぬる
・色をなじませる
詳しくお伝えしますね↓
顔料仕上げのブーツが対象です
顔料仕上げとは
塗料液で革をコーティングしたブーツ
まず対象ブーツの染色について確認する必要があります。革らしい風合いなのが染料仕上げ、水に強くて色鮮やかなのが顔料仕上げですね。ここで紹介する靴クリームは顔料仕上げを対象にしています。顔料仕上げのブーツは塗料に馴染みやすいのできれいに仕上がると思います。
⑴:汚れを落とす
靴表面のホコリなどの汚れは馬毛ブラシが便利です。コロニルおすすめです。
次に靴クリーナーで汚れを落とします。エム・モゥブレイのステインリムーバーがおすすめです。クロス(布)などで拭き上げてください。使い古したTシャツのハギレ(コットンなど)でもOKです
⑵:色移りしない補色クリームを使う
革靴クリームは色移りするものもあるので注意です。色移りしない色補修用クリームは下記のメーカーがおすすめです。
サフィール|レノベイティングクリーム
ポイント
・カラバリ豊富
・色移りしない
サフィールのレノベイティングクリームは色移りしないので便利です。色の種類もたくさんあるので、お探しの色も見つけやすいと思います。ブーツ以外にもバックやヒールの補色にも使えるので、女性にも人気の靴クリームですね。※色は選択になりますので、ご注意ください
コロンブス|アドカラー
ポイント
・安い
・色移りしない
コロンブスのアドカラーは安いので、混ぜて色を作りたい時に安く仕上げれます。ただし複雑なカラーリングは腕が必要なのと、キズが深い場合はパテ(接合材)が必要になります。
アドカラーとサフィールの違い
・アドカラー…あくまで補修用塗料。深いキズはパテ(アドベース)が必要
・レノベイティングクリーム…パテ要素もあり。ただしキズの深さによってはパテも必要
パテとは革のキズを埋める補修剤です。コロンブスでいう「アドベース」です。たとえば革靴はつま先やカカトに深いキズがつきやすいですよね。その補修にアドカラー+アドベースが使えます。
サフィールのレノベイティングクリームはパテ要素もあるので、浅い傷でも不安なら無難な選択かと。下にサフィールの動画があるので、パテ具合の参考にしてみてください。なおレノベイティングクリームにもアドベースは使えます。
⑶:チョンチョンとぬる→なじませる
ちょっとしたキズやスレなら手でぬっても大丈夫です。少量を手になじませて、スレた部分に塗布します。まわりとなじむように塗ればOKです。動画はサフィールの靴クリームです。イメージの参考にどうぞ(0:38~)
革靴の補修はこちらの動画が綺麗なのでオススメです↓
細い筆は便利
細かい傷は細い筆だと塗りやすいです。塗った後は水洗いで取れますので、天日干しなどで乾かして管理してください。
広範囲で塗る場合はペネトレィトブラシが使いやすいです。ただし塗る範囲が広くなるほど腕が必要になるので、そこはご注意を。
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